メニューを閉じる

お役立ち情報

バックラッシのメリット・デメリット

  • 歯車・ギヤの基礎知識
  • 設計者のヒント
  • 工作機械
  • 自動車
  • ロボット
  • その他業界
  • 平歯車
  • ヘリカルギヤ
  • 騒音
  • 噛み合い
  • 損傷

バックラッシとは?

バックラッシとは、歯車と歯車の間に意図して作られた隙間のことを指します。
歯車同士にこの隙間がないと、歯車の回転運動の伝達が悪くなり、さらには歯車同士の摩耗により、歯車が摩耗してしまいます。

詳しくはこちら>>

バックラッシのメリット

バックラッシを設けることで以下のメリットがあります。

熱膨張の吸収

歯車が高温になると膨張します。バックラッシがあることで、膨張による過度な圧力を吸収し、歯車の破損を防ぎます。

潤滑の確保

バックラッシがあることで潤滑油が入り込みやすくなり、摩耗を減らし、歯車の寿命を延ばします。

製造誤差の吸収

歯車の製造過程で生じる微細な誤差を吸収することで、歯車のかみ合いがスムーズになります。

バックラッシのデメリット

バックラッシを設けなければ以下のデメリットがあります。

精度の低下

バックラッシが大きいと、歯車の位置決め精度が低下し、精密な動作が必要な機械では問題になります。

振動と騒音

バックラッシが大きいと、歯車のかみ合わせが不安定になり、振動や騒音が発生しやすくなります。

効率の低下

バックラッシにより動力が無駄に消費され、機械全体の効率が低下する可能性があります。

バックラッシは、歯車の動作において重要な要素ですが、その量は適切に管理されるべきです。特に高精度を要求される機械では、バックラッシを最小限に抑えるための工夫が求められます。一方で、適度なバックラッシがあることで、熱膨張や製造誤差、潤滑の確保といったメリットも享受できます。

バックラッシが適切でないとどうなるの?というコラムもありますので是非ご覧ください!

詳しくはこちら>>

歯車に関することは特注ギヤ製造.comにご相談ください!

特注ギヤ製造.comを運営する株式会社オージックは、特注ギヤ・精密ギヤのプロフェッショナルとして、あらゆる歯車の設計・製作を行ってまいりました。工作機械、航空、 宇宙、ロボット、印刷機械をはじめ、 あらゆる機械産業のお客様に御満足頂いております

また、当社は100%お客様の設計に基づいて加工するフルオーダーメイドギヤにも対応しております。不可能を可能にし、お客様のご要望に沿った最適なギヤを製作いたします。

さらに、お客様の過剰品質の設計を防止するために、あらゆる角度からVA/VE提案をいたします。ギヤの設計・製造には高度なノウハウ・技術が求められますが、70年間、お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な品質設計をお客様にご提案することができます。

歯車の設計・製造にお困りの方は、特注ギヤ製造.comまでお問い合わせください!


キーワード: バックラッシ, 歯車, 歯車設計, 歯車加工, 高精度歯車, 株式会社オージック, 歯車製造, 研削加工, 歯車の仕上げ, 機械部品

一覧に戻る

お気軽にご相談下さい

特注ギヤ製造.comは、70年以上培ったノウハウを活かして、
メーカー規格外の特殊形状ギヤ、高精度歯車の設計から製造まで一貫対応いたします。
特注歯車・ギヤにお悩み・お困りの方は、お気軽に当社にご相談ください。