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スパイラルベベルギヤ
- 歯車・ギヤの用語集
- スパイラルベベルギヤ
スパイラルベベルギヤとは、かさ歯車のなかで歯すじが螺旋状になっている歯車のことを指し、まがりばかさ歯車とも呼ばれます。
歯すじがまっすぐ軸に向かって伸びているストレートベベルギヤと比較して噛み合い率が向上するので、10m/s以上の高速運転においても音が静かで振動も少なく、歯に対する負担も少ないという特徴があります。ですので、力の強い機械やその他性能を重視する場合はスパイラルベベルギヤを活用することがおすすめです。
一方で、その形状の複雑さから加工には費用が掛かってしまうという側面もあります。また、水平方向に働くスラスト荷重がストレートベベルギヤに比べて高くなってしまうので、設計段階で軸受けに余裕を持った設計をしなければいけません。