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圧力角

  • 歯車・ギヤの用語集

圧力角とは、歯形を形作る要素である歯の傾きを決める確度のことです。日本産業企画(JIS)において「歯面の1点(普通はピッチ点)において、その半経線と歯形への接線とのなす角度」と決められております。なお、圧力角は20°とされていることが一般的ですが、以前は14.5°が広く使われていました。また、「噛み合い圧力角」のことを簡略化して単に圧力角と呼ぶこともあります。圧力角が大きいと歯元の厚みが出てくるため、曲げ強度に対して有利になります。しかし、あまりに圧力角を大きくしすぎると歯溝幅が大きくなり、噛み合いが悪くなってしまいます。その結果、回転運動がうまく伝達されなかったり騒音や摩耗が発生してしまったりするので、あまりに大きな圧力角はおすすめできません。

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