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歯当たり

  • 歯車・ギヤの用語集

歯当たりとは、対になっている歯車との噛み合いの状態を示す言葉です。歯当たりが悪いと歯車の回転運動の伝達精度が落ちることはもちろん、騒音など様々な影響が出てしまいます。歯当たりの良否に関しては歯当たり試験機と呼ばれる機械にて検査されます。歯当たりが悪かった場合考えられる対応としては、歯すじの修整、歯車精度の向上などの手法がございます。歯すじの修整では、歯の歯幅方向に丸みをつけ中央部が膨らんでいるようにすることで歯幅中央に歯当たりが集中するようにします(クラウニング)。もしくは、エンドレリーフと呼ばれる、歯幅両端部を適度に逃がす加工でも歯すじは修正できます。歯車精度に関しては、研削やラッピングなどの表面仕上げによって制度を上げていきます。

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