弾性砥石で歯面磨き加工を行うことで面粗さ&伝達効率を向上
こちらは、現状の歯車の伝達効率を改善したいというご要望に対して、弾性砥石で歯面の磨き加工を行い、面粗さと伝達効率を向上させた技術提案事例です。
現状の歯車の伝達効率を改善したい...
お客様からは、現状の歯車の伝達効率を改善したいとのことで、ご相談をいただきました。
歯車は一般的に潤滑油と共に運転しています。潤滑油を使用する際は、潤滑油の撹拌抵抗により効率のが低下してしまいます。撹拌抵抗を低減するには、潤滑油の粘度を柔らかくすることで解決できます。しかし潤滑油の粘度を柔らかくしてしまうと、歯面の金属接触が増えてしまい、伝達効率の改善にはつながらなくなってしまいます。
弾性砥石で歯面の磨き加工を行い、面粗さと伝達効率を向上!
この問題を解決するには、歯面粗さを低減させる必要があります。そこでオージックでは、弾性砥石で歯面の磨き加工を行うことを提案いたしました。弾性砥石で歯面の磨き加工を取り入れることで、歯面粗さをRa0.1 以下にすることができます。
弾性砥石による歯面磨き加工によって、マイクロピッチングが減少し、伝達損失が少なくなったとお客様からも評価をいただくことができました。
この提案事例のポイント
歯面の面粗さ改善をするためには、歯面の面粗さを改善するための専用設備と工具が必要となります。オージックでは、加工した歯面の面粗さを評価するための歯車専用測定機を所有しており、最適な加工条件の選定にも対応することができます。
歯面の面粗さ改善をしたい方、歯車の伝達効率を向上させたい方は、特注ギヤ製造.comまでまずはご相談ください。